第20期会長 千葉 貴子
第20期北里大学同窓会会長を拝命いたしました衛生学部(現理学部)卒業生の千葉貴子と申します。至らぬ点も多々あるかと存じますが、精一杯努めさせていただきますので、ご指導のほどお願い申し上げます。
本会は、北里大学の卒業生である会員相互の親睦を深め、在校生が学ぶ北里大学の発展に寄与することを目的としています。これまでの同窓会が築いた歴史を大切にしながら、引き続き健全な運営を目指して参ります。この第20期以降の会長および副会長は、各学部同窓会(理、医療衛生、薬、獣医、医、海洋生命科学、看護)の2年任期の輪番制となりました。次の期に円滑にバトンが渡せるよう、本会役員および会員の皆様とコミュニケーションを図ることができればと思っております。
2024年に入り、COVID-19は一定の落ち着きを見せていますが、他の感染症を含めて流行する期間もあり、いまだ警戒が必要な場面があるかと思います。思い起こしてみますと、2020年の発生から、未知の新型コロナウィルスは私たちの生活に大きな影響を与えました。この厳しい期間、危険な任務に立ち向かい、日々の業務に尽力された卒業生の皆様に心からの感謝を申し上げます。学祖北里柴三郎博士は、細菌学の分野で多大な功績を上げ、伝染病予防と治療に貢献し、医の基本は予防にあるという信念をお持ちだったと聞いています。私自身、今は当たり前と思っている公衆衛生や予防医学は、北里博士をはじめとするこれまでの知見や経験に基づいていること、新規感染症という自然災害は決して過去のものではないということを再認識した出来事でした。
さて、北里大学からのお知らせのひとつとして、2023年に未来工学部が、2024年に健康科学部が新設されたことが挙げられます。各新学部の4年後、卒業生を同窓会に迎えることとなりますので、この同窓会がさらなる交流の場となることを願っております。加えて、今年度は相模原キャンパスで新校舎の完成が相次ぎ、キャンパスの様子も以前とだいぶ変わるかと思いますので、機会がありましたら足をお運びいただければと思います。
最後に、日ごろからの会員皆様のご理解とご協力に感謝申し上げるとともに、今後とも変わらぬご支援をいただければ幸いです。